在庫ロスは認知されずに原価率を上げる!在庫管理も重要な業務!
2011年01月24日

自分自身が初心を思い出すためのメモ書きの中から、
今回は、「在庫ロスは認知されずに原価率を上げる!在庫管理はサービス業も重要な業務!」についてお話をしようと思います



ほとんどの中小企業が年1回、或いは、年2回ぐらいではないでしょうか

何種類もの商品を扱っている企業ほど、作業が煩雑になり時間もかかります

ましてや、在庫の管理(仕入れた商品を誰にどのくらい販売したか…)などは行っていない企業は多いと思います





なぜかというと意外と盲点なのが「棚卸(在庫)の確認」と「粗利益」は密接に関係しているからです



例え原因がわかったとしても、既に1年間はロスを出してしまってます

棚卸(在庫)の確認は少々煩雑でも、できれば毎月、少なくとも3ヶ月に1回の割合で実施すればとても効果的だと思います


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1個100円で販売する商品を1個80円で10個仕入れして、6個売れました。
普通なら在庫は4個残ってます。
①この時、粗利益は120円です。(売上600円-仕入800円+在庫320円)
そして、粗利益率は20%となります(正常値)

しかし、在庫が何らかの事情で1個行方不明となり、3個しか残ってなかったらどうでしょう…
②売上原価はその行方不明1個分の原価80円分多くなります。
この時、粗利益は40円です。(売上600円-仕入800円+在庫240円)
粗利益率に関しては6.7%にまで低下してしまいます(異常値)

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どうでしょうか



こうなれば、いくらきちんとした事業計画を立て「売上」「仕入」「経費」などが予定通りに推移していても、赤字になってしまう可能性があります

特に、原価率が高い商品を扱っている場合は、一つ商品が行方不明になるだけで、大きな損害になりかねません



こちらの方が要注意かもしれません

サービス業など場合、売上原価の割合が低い代わりに人件費の割合が高い企業がほとんどです。
この場合、売上原価となり得るのは「従業員給料などの人件費」ではないでしょうか




①納品書通りの数量が納品されていなかった
②納品されていない商品が請求されている
③間違って多く販売した
④万引き(お客)により在庫が足りない
⑤従業員による横領、横流し、紛失
⑥お客様へは納品したが、請求ができていない
⑦破損、不良品、賞味期限切れ、腐敗、流行遅れなどにより死蔵品となったので廃棄した
いかがでしょうか

企業により理由はさまざまですが、在庫のロスは企業にとってプラスになることはありません

お客様に安く販売すれば、いくらかの売上になったり、お客様が喜んでくれたりしますが、在庫ロスは原価分(仕入分)が全額損となります

対策として「時々抜き打ちでゴミ箱の中を見てどのぐらい廃棄されているか」、或いは「店内全体を見てどのぐらい従業員の動きに無駄があるか」「担当者と取引先が親密になり過ぎないように定期的に担当を変える」ということをしてみるのもいいかもしれません

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売上総利益とは【売上高-売上原価】の計算式で求められ、「損益計算書(P/L)」の中で一番最初に出てくる利益です。
正式な名称は「売上総利益」ですが、粗利益と呼ばれることの方が多いと思います。「粗い利益」というだけあって、売上高に対する大まかな利益のことです。
【売上総利益=売上高-(期首在庫+当期仕入-期末在庫)】
・売上から原価(仕入)を引いた金額で、売上高のうちいくら粗利益として残るかという指標です。
【売上総利益率=売上総利益÷売上高】
・売上高のうち何割が粗利益として残るかという指標です。
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全てのご縁に心から感謝♪
大西誠人

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Posted by まこと at 14:56│Comments(0)
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