人件費のムダは意外と見えない
2010年09月29日
自分自身が初心を思い出すためのメモ書き
今回は、「人件費のムダは意外と見えない(1分あたり人件費コストを考える)」ことについてお話をしようと思います。
まず、経費の削減、節約を検討するにあたり、「1分あたりの人件費コストを把握する」ことはとても重要です。
企業の経費の中で、人件費は必ず出てくる項目であり、とても重要な位置付けにあります
そして、他の経費と比べ、比較的大きな割合を占めている割には、毎月の人件費の金額は把握できていても、1分あたりの人件費となると、どのくらいかかっているのか把握できていない企業が多くあります
そして、ほとんどの方が、「1分当たりそんなに人件費(経費)がかかっていたのか・・・」と驚かれます
ですので、経費の「削減」「節約」を検討する前に、まず、毎月の人件費ばかりでなく、1分あたりの人件費を把握してから、検討することが重要です
そして、その「経費の削減や節約できる金額」と「経費を削減する上で、増加する人件費の金額(手間を取る時間など)」を比較した上で、効果があるようなら、採用してもよい結果が得られる確率が高くなります
ちなみに、ざっと計算して、年収300万円の人で、「1分あたりの人件費コストが約33円」となります
(「福利厚生費など人に関わるものの費用」「年間労働時間」などの金額によって「1分あたりの人件費コスト」は企業によって変わります
)
↓「1分あたりの人件費コスト」の考え方、計算方法については、一番最後に簡単に説明していますので興味のある方はご覧下さい↓
不況になり、売上が減収となったときに、人件費のコストを下げたい場合、年収300万円の人で「1分あたりの人件費コスト33円」を目安に考えることになります
また、逆に好況になり、売上が増収となったときに、ムダな時間を削減したいときは、「2倍の66円」を目安に考えます
なぜ2倍かと言うと、増収となり、多忙になってくれば、従業員の「ムダな時間」を「売上に繋がる時間に変えていく」ことで、企業の売上が増収となり、「粗利益率が上昇する」ことが考えられるからです。(例えば、労働分配率50%として、人件費コストの2倍の粗利益と計算できます。)
多忙なときは、1分間のムダで粗利益を稼ぎ損ねていると考え、「1分間33円」の2倍「1分間66円」の人件費コストがかかっていると考えて下さい
更に、経費の「削減」「節約」は、
不況時は「年収300万円の人」が1分間動けば「33円」
好況時は「年収300万円の人」が1分間動けば「66円」
を基本にして、検討することになります
そして、従業員が「1分あたりの人件費コスト」或いは「1時間あたりの人件費コスト」を把握することで、「作業の効率化」「変動費の改善」「経費の削減」「経費の節約」を具体的に意識することができ、良い結果に繋がったという事例もあります
↓「1分あたりの人件費コスト」の考え方、計算方法については、一番最後に簡単に説明していますので興味のある方はご覧下さい↓
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「1分あたりの人件費の考え方」
例えば、年収300万円の人の1年間あたり人件費コストはどのくらいでしょうか
「年収=年間人件費コスト」ではありません
企業が人を維持管理するためには、経費がかかるため「年間人件費コスト」は300万円以上必要です
1.まず、年間人件費を計算します。
企業が負担する社会保険料(健康保険などは約1/2会社負担、雇用保険料に関しては全額会社負担)が年収の約15%
更に、「研修費」「定期健康診断」「通勤手当」「制服代」・・・などなどを含めます
そうすると、だいたい年収の約1.3倍~1.5倍ぐらいの年間人件費がかかることになります
と言うことは、「年収300万円の人」なら1.4倍で「年間人件費が約420万円」かかることになります。
そして、この「年間人件費420万円」をもとにして、1分あたりの人件費を出していきます。
2.年間の総労働時間を計算し、1時間あたりの人件費コストを算出します。
例えば、「週40時間×365日/7日=2,086」とします。
すると、「年収420万円÷年間の総労働時間2,086時間=1時間あたりの人件費コスト2,013円」となります
3.1分あたりの人件費コストを算出します。
「1時間あたりの人件費コスト2,013円÷60分=1分あたりの人件費コスト33円」となります
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今回は、「人件費のムダは意外と見えない(1分あたり人件費コストを考える)」ことについてお話をしようと思います。

企業の経費の中で、人件費は必ず出てくる項目であり、とても重要な位置付けにあります



そして、ほとんどの方が、「1分当たりそんなに人件費(経費)がかかっていたのか・・・」と驚かれます



そして、その「経費の削減や節約できる金額」と「経費を削減する上で、増加する人件費の金額(手間を取る時間など)」を比較した上で、効果があるようなら、採用してもよい結果が得られる確率が高くなります



(「福利厚生費など人に関わるものの費用」「年間労働時間」などの金額によって「1分あたりの人件費コスト」は企業によって変わります

↓「1分あたりの人件費コスト」の考え方、計算方法については、一番最後に簡単に説明していますので興味のある方はご覧下さい↓



また、逆に好況になり、売上が増収となったときに、ムダな時間を削減したいときは、「2倍の66円」を目安に考えます

なぜ2倍かと言うと、増収となり、多忙になってくれば、従業員の「ムダな時間」を「売上に繋がる時間に変えていく」ことで、企業の売上が増収となり、「粗利益率が上昇する」ことが考えられるからです。(例えば、労働分配率50%として、人件費コストの2倍の粗利益と計算できます。)

多忙なときは、1分間のムダで粗利益を稼ぎ損ねていると考え、「1分間33円」の2倍「1分間66円」の人件費コストがかかっていると考えて下さい


不況時は「年収300万円の人」が1分間動けば「33円」

好況時は「年収300万円の人」が1分間動けば「66円」

を基本にして、検討することになります



↓「1分あたりの人件費コスト」の考え方、計算方法については、一番最後に簡単に説明していますので興味のある方はご覧下さい↓


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例えば、年収300万円の人の1年間あたり人件費コストはどのくらいでしょうか

「年収=年間人件費コスト」ではありません

企業が人を維持管理するためには、経費がかかるため「年間人件費コスト」は300万円以上必要です


企業が負担する社会保険料(健康保険などは約1/2会社負担、雇用保険料に関しては全額会社負担)が年収の約15%

更に、「研修費」「定期健康診断」「通勤手当」「制服代」・・・などなどを含めます

そうすると、だいたい年収の約1.3倍~1.5倍ぐらいの年間人件費がかかることになります

と言うことは、「年収300万円の人」なら1.4倍で「年間人件費が約420万円」かかることになります。
そして、この「年間人件費420万円」をもとにして、1分あたりの人件費を出していきます。

例えば、「週40時間×365日/7日=2,086」とします。
すると、「年収420万円÷年間の総労働時間2,086時間=1時間あたりの人件費コスト2,013円」となります


「1時間あたりの人件費コスト2,013円÷60分=1分あたりの人件費コスト33円」となります

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Posted by まこと at 13:06│Comments(0)
│経営・マネジメント